ひョろがりもやしに走りしか取り柄のない俺は中学3年間、典型的ないじめをされていた。
・上履きがなくなる
・教科書がなくなる
・殴る蹴るの暴行
・陰口をわざと聞こえるように言う
・仲のいいやつと一緒にいるとそいつらを連れ出し俺を孤立させる
・実技等を俺にやらせ、できなきゃ嘲笑いできても後に何か言われる
・根も葉もない噂が学校中に知れ渡る(当時学校裏サイトで広まったらしい)
等々…
これらをほぼ全て主犯格のA、Bが指示してた。
臆病だったし、一念発起反撃したこともあったが、そういう時に限って教員に見つかり俺はドンくさい奴から学年中ののけ者に昇格。
余計にいじめはエスカレートしていった。
唯一の救いは金銭的なものがなかったことだが、奴らのおかげでろくな中学生活を送れなかった。
教員は反撃の件もありろくにかばってくれなかった&俺も頼りにしなかった。
授業は惰性、部活だけ出てるような生活して内心これで卒業できるなら…と思ってなんとかやり過ごし卒業した。
高校に入ってからは、主要人物が高校別&散り散りになったのもあって実に楽しかった(代わりに教員が敵に回った。こっちのは復讐済み)
それ以降は俺も中学のことは忘れようとしてたし、人間って都合の悪い記憶は捨てるんだよな。
勝手に思い出せなくなっていった。
そしてそれから5年近く経ったこの前の盆休み、中学の同窓会の幹事から同窓会の招待状が届いた。
当然不参加と返すが、この世に残ってるクラスメイトと担任全員揃ったらしく(二人ほど事故で他界してた)、全員揃って集合写真撮りたいから来い!来い!と電話口でうるさい。
ちょうど近くにいたのもあって、用事が済めばスグ帰る条件で飛び入り参加。
着いて数少ない友人と話してたら、主犯格のA、Bがやってきて俺の前で頭下げていじめのことを謝ってきた。
次のページへ続く
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