根気のいる念入りな手作業
長い年月が経過して、劣化してしまった本
ページの角は折れ曲がり、小口にはインクがしみ込んで、表紙はボロボロ
そんなもう使い物にならないような本でも、職人の手にかかれば新品同様に美しく装丁され直される
今回はそんな奇跡のような修復作業映像をご紹介しよう
折れ曲がったページの角は、水を含ませ真っ直ぐに伸ばしてから、アイロンでしっかり乾かして型をつけ直す
背固めという作業工程で、元の形を取り戻していく
こうして本の中身は完成する
表紙だけは新しく装丁し直す
こうして経年劣化でボロボロだった本が、想い出はそのままにまったく新しく生まれ変わる
気の遠くなるような作業によって生まれ変わったこの辞書は父から娘へ、そして次の世代へと引き継がれていくことであろう
もったいない、という独特な表現をもつ日本人ならではの素晴らしい職人技、ぜひともこちらの方も受け継がれていってほしいものである
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