若いカメラマンの横にたった。
「『止まれ』じゃなく、『止まって下さい』だろ!?
あんなたの仕事に観光客が協力するのは
好意であって義務ではない。 無礼ではないか!」
と、耳元で叫んだ。
先輩の方は、小声で、「すいません」と俺にいうが、
先ほどから聞いている会社名も言わなければ、
若い方に謝るように促しもしない。
俺は、カメラのレンズの前に手のひらをおき、
無視する若いカメラマンの仕事を中断させた。
しかし、若いカメラマンは、カメラをのぞき続ける。
見ると、怒りか恐怖か知らないが、体が小刻みに震えている。
俺は、追及を続けた。耳元で続けた。
会社はどこだ?だれの許可で観光客を怒鳴りつける?
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