ある日、私はナナちゃんに「一緒に遊ぶ友達がいなくて寂しい」というようなことを話しました。
するとナナちゃんは、「こっちへ来て私と遊べばいい」と言ってくれました。
しかし私が、「どうやってそっちに行ったらいいの?」と聞くと、
ナナちゃんは困ったような顔になって、「わからない」と答えました。
そのうちナナちゃんが、「・・・聞いてみる」と小声で言い足しました。
私は誰に聞くのか知りたかったのですが、何となく聞いてはいけないような気がして黙っていました。
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