俺も兄貴の携帯に電話してみたが電話に出ないので心配になり、会社を休んで一緒にマンションへ行ってみた
部屋に入ると兄貴寝てたよ。泥酔して俺達が行くまで意識吹っ飛んでたわ。
起きた兄貴はすぐに会社に連絡して休みを取ってた。
「私も学校を休む」と言い出す嫁を学校に送り出し、昨夜のことを兄貴に話して、嫁を一晩泊めたことをまず侘びた。
兄貴は両親と義両親に電話して義姉が出て行ったことを告げた後、俺に今までの経緯を話してくれた。
当時35歳の兄貴が途中で泣き出してたよ。
兄貴のその頃の仕事は1週間毎に5日間の出張があるらしい(月~金まで会社に出たら、翌週の月~金は遠方に出張)。
で、その出張の間に義姉さんはパート先の社員と浮気してたと。
嫁が浮気に気付いて兄貴に密告
↓
兄貴が義姉を問い詰める
↓
義姉さん逃亡してパート先から間男も失踪
らしい。
事情や愚痴を聞きながら昼飯食べてたりしてたら、両親と義両親がやってきたので6人で話し合い。(っても、俺は空気になってお茶酌み役になってた。)
兄貴は離婚を主張。お互いの両親もそれには同意。だが、「嫁は自分(兄貴)が育てる。」と言い出した。
義両親が、「離婚するつもりなら、一旦、自分達が引き取って連れて帰るほうがいい。」
と言うのだが、兄貴は
「あの子は血は繋がってなくても俺の娘なんです。」
と渡したくない構え。
話し合いの結果、義両親が折れて、とりあえず、義姉さんが見つかってから今後の話を進めることに決定した。
ここで嫁が帰宅したので、肝心の嫁の意思を確認することになった。
嫁にこれまでの話し合いの事を話すと、
「転校したくないし(義実家は新幹線で1時間の距離)、お母さんが戻ってくるかもしれないから、お父さん(兄貴)と一緒にこのままここで暮らしたい。」
と言うので、まだ離婚が成立した訳でもないし、そのまま兄貴と暮らすことになった。
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