
人形を棺桶に入れるラストシーンをなんとかむかえる事ができました。
が・・・棺桶に人形を入れた途端に底が抜け、人形の首、腕、足が千切れてしまったのです。
ドライアイスを焚いたような謎の冷気をもった白い煙が舞台一面に広がり、
夏だと言うのに信じられない冷気に開場が包まれました。
幽霊が怖いからって、途中で舞台を投げ出すわけには行かない。
稲川氏達は恐怖におののきながらも、決められた最終日までなんとか舞台公演を続けるのでした。
なんとか無事に全ての公演日数を終了できました。
もう二度とこの劇はしたくないなぁ・・・全ての劇団員達はそう思っていました。
とうぜん稲川氏も同じ気持ちでした。
しかし、最終公演を終え打ち上げをしている稲川氏達に、劇場からとんでもない依頼が入ります。
・・・追加公演をしてくれ。
次にここでやる事になっていた舞台が、突然中止になったのです。
・・・だから、今やっている舞台を追加公演してもらえないかと。
スタッフ・出演者達は大反対!
しかし、人形使い前野さんの異常なほど強い希望により、追加公演をする事になるのでした。
・・・前野さんのお父さんが急死されたのが、その次の日でした。
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