14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/14(月) 16:57:11.83 ID:EPjSi3NZ0
ことの始まりは、俺が高校に入学して一週間ぐらいの時だった
黒板から一番近い最前列の席に座っていた俺は、授業中ふと、背中に小さな何かがコツコツと当たっていることに気がついたんだ
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/14(月) 17:00:39.33 ID:EPjSi3NZ0
ちらりと目線を後ろに向けると、席が二つ後ろのDQNが、にやにや笑いながらこちらに向かって、丸めた消しゴムのカスを投げていた
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/14(月) 17:03:28.87 ID:EPjSi3NZ0
はじめは俺ではなく
俺の後ろの席の奴を狙ったのが外れて俺に当たったんだと思った
なぜなら、俺はこのDQNと、入学してから一度たりとも言葉を交わしたことがなかったからだ
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/14(月) 17:06:45.90 ID:EPjSi3NZ0
だが、どうやらターゲットは俺で間違いないらしい
なぜ俺が?
そんな疑問を抱くが、一定の間を置いて消しゴムのカスは俺の飛んでくる
背中からひそひそ聞こえる、DQNと取り巻き達の押し殺した笑い声
正直、腹がたったが今は授業中だ
怒鳴りつけたがったが俺はとりあえず耐えることにした
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/14(月) 17:11:35.89 ID:EPjSi3NZ0
だけど、DQNは反応が薄い俺に飽きたのか、10分もせずに攻撃は止んだ
……この時のアイツは想像もしなかっただろう
この些細な嫌がらせが、後に二年がかりにおよぶ復讐作戦の幕開けとなることを
次のページへ続く