トルコリーグ、PK判定に不服選手「退場はあなただ」と主審にレッドカード提示
トルコリーグ、現地時間の21日、トラブゾンスポルとガラタサライの試合において前代未聞の珍事が発生した
すでに2人の退場者を出していた試合はさらに大荒れの展開を迎え、一時収拾がつかない状態となった
その原因は、ペナルティーエリア内での交錯プレーに対し、主審がファールを宣告しPKとなったことに端を発する
ペナルティーエリア内のファールは、主審にとっては当然のようにも、選手に取っては厳しすぎる判定のようにもとれる微妙なプレーであった
この判定にトラブゾンスポルの選手たちは大激怒
一斉に主審を囲もうと近づき、なかでもファールを取られた選手が審判にタックル、すぐにレッドカードが提示された
しかし、事態はそこで終わらなかった
トラブゾンスポルのサリフ・ドゥルサン選手は、主審の手から強引にレッドカードを奪うとそれを主審に向けて提示
もう一方の手を場外へ向けて「あなたが退場だ」と抗議したのだ
もちろん、この行為によってサリフ・ドゥルサン選手も退場処分となってしまった
最終的に、なんと7人まで選手を減らしてしまったトラブゾンスポルは、ガラタサライに勝ち越しのゴールを許し敗戦
試合が終わり騒動も決着したかと思いきや、場外にまで波及。トラブゾンスポルのサポーターが町中でレッドカードにみたてた赤い紙を掲げて、主審に抗議する問題にまで発展したそうである
今回の逆レッドーカードに対し、トラブゾンスポルの会長は「このレッドカードはトルコサッカー協会への反抗ではなく、復活の象徴だ」として選手を擁護するような言葉を発表した
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