
204 :RINFONE Ⅵ:2006/05/13(土) 14:55:33 ID:d6nOfoGU0
金曜日。奇妙な電話の事も気になった俺は、彼女に電話して家に行く事になった。
リンフォンはほぼ魚の形をしており、あとは背びれや尾びれを付け足すと完成、という風に見えた。
「昼にまた変な電話があったって?」
「うん。昼休みにパン食べてたら携帯がなって、今度は普通に『非通知』だったんで出たの。
それで通話押してみると、『出して』って大勢の男女の声が聞こえて、それで切れた」
「やっぱ混線かイタズラかなぁ?明日ド0モ一緒に行ってみる??」
「そうだね、そうしようか」
その後、「リンフォンってほんと凄い玩具だよな」って話をしながら、
魚を完成させるために色々いじくってたが、なかなか尾びれと背びれの出し方が分からない。
「やっぱり最後の最後だから難しくしてんのかなぁ」とか言い合いながら、四苦八苦していた。
やがて眠くなってきたので、次の日が土曜だし、着替えも持ってきた俺は、彼女の家に泊まる事にした。
嫌な夢を見た。暗い谷底から、大勢の裸の男女が這い登ってくる。
俺は必死に崖を登って逃げる。後少し、後少しで頂上だ。助かる。
頂上に手をかけたその時、女に足を捕まれた。
「連 れ て っ て よ ぉ ! !」
汗だくで目覚めた。まだ午前5時過ぎだった。
再び眠れそうになかった俺は、ボーっとしながら、彼女が置きだすまで布団に寝転がっていた。
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