
205 :RINFONE Ⅶ:2006/05/13(土) 14:57:04 ID:d6nOfoGU0
土曜日。携帯ショップに行ったが、大した原因は分からずじまいだった。
そして話の流れで、気分転換に「占いでもしてもらおうか」って事になった。
市内でも当たると有名な、猫おばさんと呼ばれる占いのおばさんがいる。
自宅に何匹も猫を飼っており、占いも自宅でするのだ。
所が予約がいるらしく、電話すると、運よく翌日の日曜にアポが取れた。
その日は適当に買い物などして、外泊した。
日曜日。昼過ぎに猫おばさんの家についた。チャイムを押す。
『はい』
「予約したた00ですが」
『開いてます、どうぞ』
玄関を開けると廊下に猫がいた。俺たちを見るとギャッと威嚇をし、奥へ逃げていった。
廊下を進むと、洋間に猫おばさんがいた。文字通り猫に囲まれている。
俺たちが入った瞬間、一斉に「ギャーォ!」と親の敵でも見たような声で威嚇し、散り散りに逃げていった。
流石に感じが悪い。
彼女と困ったように顔を見合わせていると、「すみませんが、帰って下さい」と猫おばさんがいった。
ちょっとムッとした俺は、どういう事か聞くと、
「私が猫をたくさん飼ってるのはね、そういうモノに敏感に反応してるからです。
猫たちがね、占って良い人と悪い人を選り分けてくれてるんですよ。こんな反応をしたのは始めてです」
俺は何故か閃くものがあって、彼女への妙な電話、俺の見た悪夢をおばさんに話した。
すると、
「彼女さんの後ろに、、動物のオブジェの様な物が見えます。今すぐ捨てなさい」と渋々おばさんは答えた。
「それがどうかしたのか」と聞くと、
「お願いですから帰って下さい、それ以上は言いたくもないし見たくもありません」とそっぽを向いた。
彼女も顔が蒼白になってきている。
俺が執拗に食い下がり、
「あれは何なんですか?呪われてるとか、良くアンティークにありがちなヤツですか?」
おばさんが答えるまで、何度も何度も聞き続けた。
するとおばさんは立ち上がり、
「あれは凝縮された極小サイズの地獄です!!地獄の門です、捨てなさい!!帰りなさい!!」
「あのお金は…」
「要 り ま せ ん ! !」
この時の絶叫したおばさんの顔が、何より怖かった。
次のページへ続く
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