
能年は接触の際に放りだされて背中を強打
肋骨を何本かと全身には痛々しいほどの擦り傷ができてた。
能年は「私、運悪いなははは…」と笑っていたが、俺は何も言えなかった。
彼女と別れてからイケメンの病室に行った。
「こんにちは、能年の後輩で俺っていいます。お怪我は大丈夫ですか?」
イケメン
「あぁ…、玲奈の。
心配させて悪いね死ななくて良かったよ。玲奈も無事みたいで」
イケメン
「それより俺君バイク好き?」
俺
「えっーと、正直あんまりないですね笑
ごめんなさい」
イケメン
「そっかwまた新しいバイク買おうかなー
もうあれ、乗れないしね」
イケメンにイライラし始めていたが冷静を装った。
ここで思い出したのだが、家の親父もバイクが好きで昔よく母ちゃんを後ろに乗せてた。
バイク乗ってる人からしたら常識なのかもしれないが
普通は夏でも長袖長ズボンで乗るらしいな。
親父も母ちゃん乗せる時は夏でも長袖長ズボンを着せてたわ。
「その時って、能年どんな格好してました…?」
イケメン
「えっーと、半袖ショートパンツだったよ」
俺
「能年の怪我みました?
ひどい擦り傷で女の子にあれは可哀想ですよ。
事前に注意しなかったんですか?」
イケメン
「距離も近くだったからね…、でもあれは対向車も中央線超えてたし…」
目の前が真っ赤に染まるっていうのはこういう事を言うんだと思う。
初めて本気で人を殺してやろうかと考えた。
病人を殴るなんて屑なんだろうけど、気がついたら殴ってたよ。
通りかかった看護師と医者に羽交い締めにされて、出禁になった。
警察沙汰にならなかったのは運が良かったとしか言えない。
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