
「お前の問題だろ、自分で選択しろ」
と冷たい返信だったが、彼の言うとおりだった。
ご近所で顔見知りであるとはいえ、お前は一生世話をする事になるかもしれないと。
両親の言うこともわかる、でもそれ以上に彼女が好きだった。
でも、彼女は会ってはくれなかった。
彼女の両親曰く、ほとんどの面会を断ち、ベットで過ごしていることの方が多いようだった。
無理すれば、会うことも出来たが彼女が会ってくれるまで待つことにした。
リハビリはあまり順調とは言えなかった。
彼女は着けていてくれているだろうか、そんな風に考えていたころ
能年から一通のメールがきた。
「病院にきて」これだけだった。
俺はすぐに病院に向かった。
病院に行くと彼女は珍しく車いすに乗って中庭にいた。
俺があげた靴下とタオルケットを身に着けて。
「やぁ、久しぶりでもないね」
能年
「そうだね」
俺
「調子はどう?」
能年
「ぼちぼちかな」
俺
「………」
能年
「あぁー、また俺に身長離されちゃったかなーエヘヘ…」
俺
「そうだね…」
能年
「ねぇ、毎日来てたの?」
俺
「そうだよ、会いに来てた」
能年
「暇だねー君も、彼女とは別れたの?」
俺
「彼女なんて最初からいないよだよ。
ずっと好きな人がいたんだ。
その人の話、聞いてくれる?」
次のページへ続く
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
