いつもチビチビと馬鹿にしていた。
自分も小さいくせにな。
横からちょっかいを出して先生に怒鳴られることもあった。
いつも馬鹿やってみんなとよろしくやっていた。
この時までは俺もいわゆるリア充だったのかもしれない。
その間これといった進展はなく俺も続いて中学に入学した。
特にやりたいこともなかったので友人に誘われたバスケ部に入った。
バスケ部と美術部加えて一つ学年が違うので当然のことながら接点は皆無だった。
どうやら能登はまだ付き合ったことがないようだった。
それを聞いてから構って欲しくて登下校や学校の廊下で見つけてはちょっかいを出していた。
手から雷切を出す練習したりしてた。
そして、ラノベを読み始めた辺りから雲行きが怪しくなってきた。
授業中はラノベを読み漁り家ではアニメを見る。
晴れてお前らの出来上がり。
女子には
「先生!俺君が授業中に変な本読んでます」
と言われて生徒指導のゴリラに掴まれて職員室行きになることもあった。
が中二病にそんなものが効くはずもなく、変わらず虹への探究心は衰えなかった。
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