嫁の巨体に隠れて
俺にはDQNの姿があんまり見えなかったのだが。
とにかく言葉を失うDQN二人。
腕組して睨み付ける嫁の前で
きゅうにオドオドし始めた。
「オ、オメー何か言えよ!」
「オメーこそ先に喧嘩売ったんだから何か言えよ!」
そういうDQNの会話が聞こえてきた。
俺は出ていこうか迷ったけど
もはやDQNより嫁の方が怖かった。
何系?
ラーメン屋。毎日豚骨洗ってるよ。
嫁
「おい、オメーら!」
DQN
「は、はい!」
嫁
「仕事は何してるんじゃ?」
DQN
「え、ええと、土木です…。二人ともです…。」
嫁
「ほぅ…。この辺だと〇×土木会社か?」
DQN
「あ、はい。そうです…。でも、何で知って…。」
嫁
「あそこの社長とはなぁ、友達なんだよ。」
DQN
「え!?そうなんですか!?(ヤベー)」
嫁
「ちょっと待ってろ。」
そういって嫁は携帯電話を取りだし
電話をかけ始めた。
話に出てた土木会社の社長だった。
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