
それだけじゃないんです。
ずっと仲の良い友達だったと思ってたのに、
そいつと一緒に遊んだ思い出が、その廃屋へ行った時のものだけだって事に、その時初めて気付いたんです。
「そんなアホな・・・」
そう思って、もう一度アルバムを繰るうちに、あるページのところで手が止まりました。
そこには、あの廃屋にいた女の子の顔写真が載っていたんです。
慌てて他のページも確認しました。
その顔は、卒業アルバムのいたるところに載っていました。
名簿には、ちゃんと名前も住所も書いてあります。
正体不明だと思っていた女の子の存在を確認した事で、俺の記憶は、いよいよアヤフヤなものに成り下がりました。
次のページへ続く
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