
850 :841 ◆O2uqqje66g :03/04/18 15:18
いい加減飽きてきて、『もう帰ろう』と言いかけたところで、廊下の突き当たりのドアの前に来ました。
そのドアが変です。
よく見ると、ドアの上の方、ちょうど小窓がありそうな辺りに、分厚い木の板が釘で打ち付けてあります。
ノブの所には、蝶つがい式の鍵と南京錠。
まるで、何かを閉じこめているような様子です。
南京錠は外れていたんで、俺が鍵を外してドアを開けました。
長い廊下が先に続いていました。
両側は板が打ち付けてあるばかりで、外の様子は全然見えません。
「渡り廊下かな?」
俺、友達、子供の順で、暗い廊下を先に進みました。
俺の後ろには友達がいるはずなのに、気配をあまり感じません。
ずいぶん離れて女の子が付いてきているようでした。時折、後ろから声が聞こえます。
妙に浮かれた口調で何か喋っていますが、内容はわかりません。
突き当たりにドアがありました。
さっきのと同じようなドア。小窓に板が打ち付けてあって、鍵も付いています。
ただ、こっちの鍵は、引きちぎられたように壊れていました。
それを見た時に感じたのは、ものすごくイヤな予感です。
それなのに、俺は一気にドアを開けたんです。
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