
卒業する直前、数年ぶりに訪れた田舎で、おじさんに頭を下げ、イト子と結婚したいと告げた。
俺が資格を取った事を知り、いずれ俺を養子に迎えて事務所を継いでもらうつもりで俺の両親に話を持って行ったが、それを小
耳に挟んだイト子が「私と俺くんが結婚したら、うまくいくんじゃないか?」と一計を案じたそうだ。
既に就職が決まっていた事もあり、一度就職して経験を積んでから事務所を継ぐと言うことで話はまとまった。
イト子はそのまま、俺の嫁として部屋に住みついた。
俺の卒業と同時に籍を入れ、友人と親戚でささやかな結婚式を挙げてもらった。
4~5年勤めて経験を積んだ頃、おじさんが成人病で入院したのを期に、事務所を継いだ。
1男1女に恵まれ、長男は我が母校へ入学して今は院生。
慎ましくも幸せにすごしたが、2年ほど前、嫁はあっけなくがんで他界した。
長女が近々嫁に行くので、幸せだった頃を思い出して記念カキコ。
読んでくれてありがとう。
気持ちの整理がついた気がする。
