321: 田中太郎 ◆GmIbQep/Kk 2015/05/31(日) 12:39:43.09 ID:V6cE6LCyZ
翌朝にちゃんと目が覚めた。
体内時計は元に戻ったらしく、疲れもなかった。
とにかく無事に夜を越せたことが嬉しかった。でも一応、時間差攻撃的なアレが来るかもと思うと怖かったから、さっさと荷物まとめてホテルを後にした。
もう四国の土地はさっさと抜けたかったし。
323: 田中太郎 ◆GmIbQep/Kk 2015/05/31(日) 12:47:11.19 ID:V6cE6LCyZ
手頃で速い移動方法はないもんかとスマホでググってたら、実家の弟から電話が掛かってきた。
弟は出来のいい奴で、親孝行者で、親に勘当された俺にさえこまめに連絡を寄越してくれる。
いつもの近況報告かなーっと思って電話に出た。
324: 本当にあった怖い名無し 2015/05/31(日) 12:47:44.12 ID:m7dVjUyKb
>>322
ほんと無事でよかったよ
頑張れー
325: 田中太郎 ◆GmIbQep/Kk 2015/05/31(日) 12:53:12.47 ID:V6cE6LCyZ
電話の内容(要約)
弟『…兄ちゃん?』
俺「おう、どうした?」
弟『今どこにおる?』
俺「今?四国」
弟『すぐ戻って来られへん?』
俺「へ?なんで?」
弟『親父がヤバいねん』
326: 田中太郎 ◆GmIbQep/Kk 2015/05/31(日) 13:01:04.57 ID:V6cE6LCyZ
俺は「そっちにいったか」と思った。あの笑い声を思い出して、胃が縮こまった。
恐怖が甦ったが、家族を狙われた事に対し怒りも沸き上がってきた。
一度「いや俺縁切られてるし…」と言いかけたが、『親の生き死ににまできて何言ってんねん!!』と叱責された。
そらそうだわな。スマン弟。ありがとう弟。
327: 田中太郎 ◆GmIbQep/Kk 2015/05/31(日) 13:11:14.23 ID:V6cE6LCyZ
俺は急いでタクシー捉まえて飛び乗った。
もう料金なんていくらでもいいから、逸早く実家に帰り着きたかった。
運転手の爺さんに「もっと上げてくれ!」ってずっと煽ってた。
ごめんな、爺さん。
328: 田中太郎 ◆GmIbQep/Kk 2015/05/31(日) 13:20:30.84 ID:V6cE6LCyZ
実家の最寄りの駅でタクシーを止めてもらった。着くまでの間ずっと貧乏揺すりしてた。
遠距離割引がどうのこうのって言って計算している爺さんがじれったかったから、財布の中の札全部ぶん投げた。
煽った詫びだぜ、爺さん。
329: 田中太郎 ◆GmIbQep/Kk 2015/05/31(日) 13:30:22.68 ID:V6cE6LCyZ
年甲斐もなく実家まで全力ダッシュして、インターホン連打して弟を呼んだ。
すると弟ではなくオカンが出てきた。
オカンは俺の顔を見るなり渋い顔をして扉を閉めようとしたものだから俺は軽くキレて、
「親の死に目にも会わさせへんのか!!」と叫んだ。
330: 田中太郎 ◆GmIbQep/Kk 2015/05/31(日) 13:34:36.61 ID:V6cE6LCyZ
オカンは動きを止めて「はぁ?」と返した。続けて「誰が死ぬねん?」とも言った。
331: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/05/31(日) 13:43:50.85 ID:m7dVjUyKb
ファッ!?